選択②

自分の将来なんてまじめに考えたことがなく、まさか子どもを産むとも思っていなかったけど、正直仕事から逃げたいと思っていたのは確かかもしれない。日々の残業もきつかったし、テンションが高めで、結構飲み会とかに行くことの多い部署だったので、疲れていたこともあったと思う。これで優秀な社員だったら楽しかったのかもしれないけど、ニンジンがぶら下がった時(キャンペーンが走って賞金・賞品がついたとき)しかがんばれない自分もなんか嫌だったし

だから子どもができたとわかった時、一番に思ったことは「少し休める」

本当に27歳の自分はそんなことを思っていたのだ。産休育休で少なくとも2年くらいは休めるかな、それ以降はまた考えればいいかな、と。

しかし、一人という選択をした時に、「人間一人を守っていく」という大きな使命を持ってしまったため、休むという選択肢は消えた。

「今まで見たいにぼーっと働くのか。心を改めて一生懸命働くのか」

もう後者しかない。

わたしが選んでわたしが新しい命を産むと決めたんだから、中途半端な気持ちじゃいけない。

そう思った。

ただ、産んでみるまでは復帰できるのかそうでないのかわからないし、とにかく、ぎりぎりまで働こうと思った。

予定日は1月17日だったが年始最初の日は会社にいたと思う。だから本当に予定1週間くらいまで働いていた。結果的にそれからだいぶ遅れて生まれてきたのだけど

産んでみたらとても子育てが楽しかった。

毎日お世話をして(といっても寝ているだけだけど)洗濯しておむつ換えて

世の中にはお洋服も肌着もおむつカバーもいろいろなものがたくさんあふれていてお金もかかる。

家賃・食費・消耗品などを買ったら休暇中にあっという間に貯金が尽きていった。
自分の食べ物はできるだけ削った

それでもよかった。
子どもが、かわいい。ただそれだけで生きていける。

ゆるく全力投球。

仕事も趣味も全力投球。業務のことからマメ知識まで。期待しないけど、あきらめない!

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