なぜ今の会社に入社したのですか?
(過去ブログより引用)
もうかれこれ3年程度前に何度も聞かれたことなのですが、最初に入社の動機や会社についての概要をお伝えしておかないと、このあとに書く採用のことと結びつかないかもしれませんので。
面接の中でもよく聞かれました。「なぜ寺澤さんは現職に入社をしたのですか」です。そうですよね~ずっと紹介会社にいた人間が30代中盤でゲーム会社を選ぶ理由、何だと思いますか?
ゲーム業界は出したゲームが当たるか当たらないかで業績に大きなインパクトを与えると思います。当然、現在の会社も同じです。
選んだ理由の一つに、現職企業の収益構造、もう一つに、日本での事業のビジネスモデル、そしてそれを踏まえたうえでの自分ができること、があります。
現在の会社はHQ(本社)を日本においておりますが、もともとは韓国発祥の会社です。韓国のオンラインゲーム市場というのは非常に大きく、その中で成長をしてまいりました。そして中国にも市場を拡大し、今弊社の売り上げの8割は中国韓国の売り上げとなっております。コンシューマーゲームよりもオンラインゲームの発達が著しい韓国や中国では、日本のコンソールにあたるほどのクオリティでオンラインゲームを開発しており、現在もその市場におけるユーザーは減っておりません。ですので、オンラインゲームの収益はこの20年ほどの間にかなり増えており、また、一定の収益を得ることができております。それゆえに基盤がしっかりとしており、チャレンジができるだけの体力があるんですね。今「モバイルタイトル」に資源投下をするのもその基盤があるからなのです。普通の開発会社ではなかなか「年20本」のネイティブアプリを出すことはできませんよね。先に書いた通り業績に大きなインパクトを与えてしまうので不安です。弊社も同様ではあるものの、先立つものがあるため、ある一定の収益はあげることができている。それが弊社の強みでもあり、選んだ一つの理由でもあります。
また、ゲームの多くは韓国の子会社、そのほかM&Aやアライアンスをして外部で開発を行っているプロダクツです。日本では開発部隊を持たない。「ゲームを作りたい」という方にとっては違う見え方をしてしまうかもしれませんが、ビジネスモデルとしては非常に効果の高いやり方だと思います。それでいて、面白いゲームを世の中に出すことができる。そこにも魅力を感じました。
そして、最後に自分がその環境で何ができるかを考えたときに、「守りの人事も攻めの人事も両方経験できる」と思いました。
わたしの場合は企業人事未経験でしたので、年齢的に早く人事業務をキャッチアップしたいと思っておりました。通常言われる人事業務(募集、書類選考、面接、入社対応等)、それから、新しいタイプの人事業務(スカウト、リファラル、そのほか自分たちの会社に合った採用手法の検討)。1年で1つ身につけて、さらに1年で1つ身につけます、では遅い。全部身につけることができる環境で働きたかったのですが
まさにそれを実現できるのが現職でした。それは先に書いたビジネスモデルや収益構造を踏まえた自分の推測でしかありませんでしたが、実際、できていると思います。
当然、未経験ですのでやること考えることは多いのですが、楽しいですよ。安定しています、将来安泰です、が約束されているような大手企業とは違いますが、得られるものは多大だと思います。
「ゲーム会社だから安定していない」「将来が不安」
その考え方ではなく、ゲーム会社だからこそできることがたくさんある!と考えました。
それが入社をした理由です。
0コメント