母集団形成(集客)について話してみる(その②)
今日は②直接スカウトについてお話をさせていただければと思います。
採用の場合には、「一定のデータベース(採用専用のものもあれば、SNSも一種のデータベースの塊)」の中で、ターゲットを設定してメールを送る
ただこれを続けるだけ、です。言葉で説明するのはとっても簡単です。
ではまず
・データベースの選定
ターゲット設定です。
∟年齢∟年収帯∟職種
で一番ターゲットがいそうな媒体を選定します。「意識高い系」の人がほしいのか「おタク系」がほしいのかでも選ぶ媒体は違ってきますね。
たとえば管理部門系の職種を、専門職ばかりいる媒体に探しに行っても意味がないと。これは単純明快、簡単にできますね。シニア層をインスタでターゲティングしようとしているのと一緒かもしれません。これを選定するためにフィジビリティでいくつかの媒体を使ってみて、どこから採用できるのかを考えなければならないです。
・何を、何に訴求するのかを考える
媒体が決まった。そしたら、その中のさらにどんな人にターゲットを絞って、どんな内容のダイレクトメッセージを送ればいいのかを考える。
採用の場合だと
「あなたの○○のスキルに注目しました」
は鉄板です。集客の場合だと「御社(あなた)のこの部分をお手伝いできます」というような。法人と個人で訴求ポイントは違うかもしれませんね。採用の場合は個人なので、個人のニーズのどこにうちのニーズが当てはまるかを考えながら文章を考えます。採用媒体の場合にはどんな会社に行きたい、とか、本人のprofileとかありますので、その中でうちとフィットしそうな部分を模索して、決め打ちしていく。SNSの場合だと、発信している内容や傾向、文章の書き方やお金の使い方などをみて訴求していく。
細かく言うと男女でも違います。
女性の場合には
「割引」とか「限定」
とか、特別感を必要とする生き物なのでそういう文言は刺さるのではないでしょうか(私自身は受け取り手としては男性的受け取り方をしますので、あまり左右されないのですが、そうらしいのです)。
また、男性は「拠点」を作りたがりますが、女性は「損得」で拠点を変えます(一般論)そのため、男性の場合は長くコンタクトを取り続け、弊社という拠点を心のどこかに持ってもらうことが重要で、女性の場合は短期決戦で「いかに良い案件か」を訴求するのがいいと思います。
集客も同様です。
・タイミング
あまり「何時ごろにメールを打ったらみてもらえる」というのは気にしていません。
なぜなら、人間興味を持てば、みるからです。興味がなければ見ないからです。
時間<興味の持てる内容にすることが大事。だから日中であっても必要なスカウト、この人!って思ったスカウトはガンガン打ちます。
・ガンガン打つ
要はマッチングですから、会ってみないとこれは何とも判断できません。ということは接触できる人を増やして、いい人を発掘する。これは労力を必要としますが、毎日続けて毎日打ち続けることが重要。これまたきました、
「継続」
の話し。
ダイレクトリクルーティングの場合、スカウト数→総応募→面接→入社とだんだん人数が減っていきますから、入社していただきたい人数を想定して、割り返してどれだけスカウトを打たなければならないかを計算しなければなりません、ほんとは(そこまでしていないですけど)
新規顧客を増やすのも同じ理屈だと思います。ちなみにうちの総応募からの内定受諾率は5%です。スカウト数から割り返すと1%くらいでないでしょうか。そのくらいがんばってスカウトはうたないといけないですね。もちろん「これは釣れる」っていう一本釣りもありますけどそんな簡単には行きません。
・毎日続ける/再送する
あとはこれを続けるだけ。
【例】わたしのこのサイトはなんのマネタイズもしていないので、特に集客に力を入れていないのですが、もしこれを目標設定して集客するとしたら。
①データベースの選定
∟自分のつながりのなかで一番フォローの多い媒体を選定(Linkedin、Facebook、Instagram、プライベートの友達)など
②訴求
人事に関係している人たちをキーワードやハッシュタグで選定する、ゴールデンボンバー好きな人たちも同様に選定する その人たちに「今まで採用でうまくやってこれたノウハウについて書いてみたよ!ちょっと訪れてみて!」とか「ゴールデンボンバーが好きすぎてオウンドサイト立ち上げちゃったよ!」とか(マネタイズをするとなるとさらに訴求ポイント変わると思いますが)
③毎日「更新しました!」っておくる(メルマガ)
ほんとメルマガ形式好きだよね、って思われそうですが。個別にカスタマイズするので本当に面倒かもしれませんけど、このくらいの労力をかけて、やっとおカネが発生するのではないかなぁと思います。
採用においては「楽をしようと思ってはいけない」と思います。慣れてくると、勘所もわかってきますが、最初は時間と工数をかけて「慣れる」これが必要なのではないかと思いますね。
・関係性の継続
さらにアクションのあった方には、その人個別で対応を柔軟に変え、コミュニケーションを継続していく。さっきも申しあげましたが、男性は「拠点」を、女性は「短期的な損得」を考えます(一般論です)ですから、コミュニケーションのとりかたをうまく考え、最初の面談に来ていただくよう誘導します。スカウト活動自体はここまでですが、あとはどうコミュニケーションを継続させていくかが重要です。
まとめ
ターゲットに合わせたデータベースを選定し、ターゲットのどの部分に訴求するのかを考えどの部分が自分の提供できるポイントと合致するのかを検討し、よし、ここだ!と思ったら、時間は関係なくガンガンアプローチをかけ、毎日続ける
アクションのあった方には個別対応で柔軟にコミュニケーションをとる。
※採用の場合には、採用活動が終わったら関係性は終了と思われがちですが本来は継続しておくことで将来的な採用の際のプールになるのだと思います。
※リピーターを必要とする場合には、最後のコミュニケーションをほど良いタイミングで継続的に採り続けることが必要なので、さらに労力を使うと思います。
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