会社では教えてくれない教育
研修とはこういうもので、こういう目的で行うのだ、だからこうである。という話は、研修会社さんのホームページや、専門誌のほうがはるかに素晴らしい記事を書いてくださるので、ここで私がうわべをなぞったような記事を書くのはやめておくとして。
教科書や参考書には書いていない、けど会社において必要なスキル
わたしは「気遣い」「気配り」「コミュニケーション」この3つ(気遣いと気配りが同じようなものとしたら、2つ)これは会社では教えてくれないことだけど、会社で生きていくにあたって必要なスキルだと思う。コミュニケーション研修、というものもあるけど、研修してどうなるものでもない。
日々人とどれだけ接触して、コミュニケーションの数を重ねていくかということが、大事なのである。
ところで、①起業家 ②会社員 ③主夫・主婦 ④学生 この中で一番コミュニケーションチャンスが多いのは誰だろう。
あまりにも簡単かもしれないけど、チャンスはみんな同じ。
起業した業種、企業規模、住んでいる地域、学校、それぞれによって、狭い広いはあるかもしれないけど、広げてはいけないとはどこにも書いていないので、広げることができるならどんどん広げたほうがいい。「人脈」を作ることも一つの目的だけど、個人的には副産物だと思っていて
一番の目的は
様々なタイプの人とのコミュニケーションを取ることでパターンを学習すること
にある。
どういうタイプの人はどういう会話の進め方を好む、とか(たとえば)、どういうときに冗談と本気を区別すればいいか、どこまで踏み込んだら無礼講して大丈夫か、言っていいことわるいことをどういうところで判断するか、など。
失敗してもいい。
それをすることで、「気遣い」「気配り」のスキルもついて行くと思う。(こういう人に合ったらこういう言葉をかけるというような経験が積めているはずだから)そしてこれって、ノートに書いて覚えることでも、テストに出ることでもないんだけど、そのスキルを相手が勝手に判断して点数化されてしまうからまた怖い。
自分がよければいい、という方はいいでしょう。
が、
人間一人では生きていけませんから。
相手ありきのコミュニケーションを考えられるようにならないと、どんなにすばらしいプログラムをインプットしても、「社会から必要とされる人」にはまだまだ足りないと判断されてしまうと思いますね。
コミュ力コミュ力というけれども、テンポのいい会話ができるだけがコミュ力ではないので、
様々なパターンを経験して、多様なコミュ力をつけていくことが、必要だと思います。
会社でも、集合研修でもきっと教えてくれないので、これは自分自身でつけていくしかないスキル、ですね。
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