仕事はお金でえらぶものではない
「それって建前でしょ?」って言われそうな題名。はい、もちろん、0円で仕事をしなさいとはいいませんけどね。
エージェントにいたことと、現在人事になってみて思うことは大きく変わった。それは何か。
今をみるのか未来をみるのか。
目先の利益をみるのか将来性をみるのか、ともいいかえられますでしょうか。
転職活動をするかたたちの動機の一つに「年収を上げたい」という理由があります。それは十分な動機だと思います。それに、今ほしい金額のMINラインもあるでしょう。
ただ、実際に選ぶときによく、提示額をみてください。
想定年収=確定年収ではありません。
ボーナスは予測であり、必ずもらえるものではないかもしれないし、月収の内訳はどうなっているか、今後の昇給はば、他に付加される手当、退職金、などなど、実は入社してから下がるパターンあがるパターンたくさんあります。
最近の企業は欧米化してきているとはいえ、まだ根強く残る日本風土(だって新卒文化はこれからもなくならないと思うし、一定の企業はやっぱり学歴フィルタをかけると思うし)の中で転職活動を行っていくにあたっては、今の要素だけではなく将来的な付加、合わせて副産物として得られる利益(会社の信用度だったり売り上げだったり)で判断しなければならないと思います。
特に新興上場企業は、本当に上場を維持し続けられるのかとか、そういった事情も考慮しなければならないですね。
また年俸制で月収ベースでは高いものの、次年度の年収は大幅に下げられる、という可能性もあります。(成果が出せなければ年俸が下げられてしまいますね)ただし年俸の場合には1年間は少なくともその金額なので確定ではありますね、ボーナスが出なかった、ということはないから安心はできます。
まぁつまり、目の前に出された金額だけで決めちゃだめだよってことですが、
私は個人的に会社をみるとき
・条件提示が明確か(確定年収が提示されているかどうか、また、ボーナスが変動の場合には、ないものと思って考えられる条件提示か)
・会社の将来性(プロダクトやサービスの世の中的なニーズ、市場(株ね)での評価、決算内容などから判断)
・何をどこまでやらせてもらえるのか
この3つで決めるべきだと思っています。
バランスが一番取れている会社を選ぶのがよい。その中でも3番目
・何をどこまでやらせてもらえるのか
これが結構肝なのではないかと思っています。
そこで題名につながるのですが、お金がたくさんもらえるということは期待されることも大きいという場合が大半なので、そこに情熱を注ぐだけの仕事なのかどうかというのは非常に重要だと思うのです。裁量をたくさん持ちたい、ということも一つですし、自分の仕事とプライベートとのバランスが取れるだけの仕事量かどうか、というのも、判断の一つだと思います。
金額が高い「理由」というのは必ずあります。
(夜の世界なんてまさにそうじゃないですか)
昼間の世界だって同じです。
やりたいこと/やれること/報酬/企業への期待と企業からの期待が合致する
これ、すっごく大事だし、これが合致すると長く続けられるのではないかなと感じています。
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