社員教育をする理由
社員教育をなぜするのか。「採用した以上育成責任を持っているから」であることは自明なのですが、そんなことではなく、もっと掘り下げると「社員教育は他社や市場との競争力に影響してくる」から「会社として」教育をするんです。正直言ってですね、個人に対して会社が個のスキルを上げるために会社のお金を投資するというのはちょっと違っていて、個人のスキルは個人で上げてほしいわけです。われわれは「会社にとっての、社員のスキル不足や、管理職候補の不足」に備え教育をするわけですね。
われわれは自社の社員が市場に対して何が不足しているのか、などをキャッチアップし、そのスキルを弊社社員に提供できるように準備をしていかなければならない。それが研修で補えるものなのか、それ以外に何か行う必要があるのかなどはこれから吟味。
ただ、基本的に人間は人から「やりなさい」「いつまでに完了しなさい」と言われるのがあまり好きではない。だから、本来は今提供している管理職向けのラーニングは、若干ストレスを感じられるのかもしれない。
社員の自発的な行動を起こさせるような、サービスを提供していかないと、これまた続かない。
個人的には今いるメンバーの中からまずは選抜メンバーを抜擢し、その人たちに対して1年くらいかけて投資をしていくのがベストなのではないかと思っている。理由は、もう300人以上も抱えている会社で、全員に同じようになってもらうというには規模が大きくなりすぎているからだ。
また、研修パックのような「いつまでに何を」型ではなく、個人で目標課題を作ってもらいPDCAを回す方法が一番いいと思っている。そのためには選抜メンバーは少なくとも自律しているメンバーでなければならないということだ。
もしそれがそろっていないのであれば。
面接もしくは試験などを行い
自ら選抜メンバーなりたいという人を公募する。
これが一番いい気がする。
本人が「やりたい、なりたい」ということが大事だから。
最近は他社と弊社の求人票などをみて「何が違うのか」を比較したりしているが、それの検証が終わったら、ちょっと上司に相談をしてみようと思う。
本気で会社に残ってほしい人に残ってもらうためには、結構メリハリのついたアプローチをしていかないと(とがった人を育てる)もやっと終わってしまう気がしますよ。
ふわふわしているのが悪いわけではないですけどね、そろそろメリハリをつけていかなくては。
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