様々なキャリア観③
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毎日ぼーっと(といっても日々一生懸命に)生きていたつもりの私ですが、転機は家族と一緒に住むことになったことでした。母も弟も破天荒なわたしを冷たい目で見ながら暖かく迎えてくれました。仕事もフルタイムで出るようになり、保育園のお迎えや休日出社の際の子供の面倒など、家族が手伝ってくれることになり、正直楽になりました。人に頼ることがよしとは思いませんが、全体の最適度(つまり生活だったり、子供のためだったり)を考えたときに「わたしはこうである」だけを押し通すことが是ではないということを改めて痛感させられました。
そこから「家族のために働こう」とシフトさせることになるのですが、将来家族をどういう風にしてあげたいという希望をかなえるために、まだまだわたしには頑張らなきゃいけないことがたくさんありました。それは、年収を上げること。母はもうそこそこ歳もいっていてばりばり働けるわけではないので、できれば仕事を辞めさせてあげたかったのですが、当時はそこまでの余裕はなく、母にも協力をしてもらいながら、自分の「キャリア」をどう構築したら年収があがるのかばかり考え始めました。営業会社にいる以上、実績を上げることが一番なのですが、一生それで生きていけるのだろうか、それを考え始めたのも30歳くらいの時です。
一方で自分にあるスキルは人の採用の一部に携わることのみ。このままいくと、ずっと紹介会社の立ち位置で終わってしまうかも。
人事に転職をしようかと考えましたが、そのときに残せている自分の実績って正直ほとんどない。
もっと実績を作ってからでないと、ましてや小さな子供連れでシングルマザーで、雇い入れてくれるわけないと思いました。
がんばろう、このまま、と思った矢先、配属されたのが、インターネット系の企業を支援するグループでした。
つづく
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