捨ててもいいバイアスは捨てよう
Linkedinでもご紹介したこちらの記事。
平均年齢の若い会社に還暦の大工さんが入社したお話。
たとえばITリテラシーの部分や情報共有の手法についてはまだ課題があるそうですが、ご活躍されている事例ですね。
同じ会社で何年も採用を行っていると、「こういう人はうちに合わない」「こういう人は〇〇ぽい」など変なバイアスをかけて人を見るようになるのは正直否めないところ。これは仕事の効率化にもかかわるのですが、よい方向の可能性なんて考えていたら全員と面談していかなければならないし、書類で見てわかる「うちには必要のない」キャリアもたくさんある。でもできるだけ可能性は紡いで、こういったよい事例を増やせたらいいですよね。
わたしは基本的に「最低限の足切りライン以外の人は全員可能性を考える」ようにしています。
逆に言うと通過させることを前提に書類をみて、絶対に通せない理由(経験が「ない」とか、年齢と年収とキャリアのバランス乖離があまりにも激しいなど)がない限りは、「この部分を推します」という一言を添えて部門での書類選考をお願いするようにしている。
最終的に書類ジャッジするのは部門だが、部門は採用のプロではないので、見落としがちな部分もあるだろうし(それは当たり前のことだし、だからそのために採用担当が噛んでるわけだし)そこを補足して適正な選考を行うようファシリテートするのも人事の仕事。
今までの採用の中でそうやって実際に会ってみて、人物もよかったし書類の内容以上に仕事ができるという人たちもたくさん採用してきた
もちろん必要なバイアスもある。
でもそのバイアスのメリハリを明確にわけ、変な色をつけずに人を選考するというのは、これからも初心に帰りながら続けていきたいところ。
今回この記事を読んで、ああわたしも3年以上ここで仕事をしていると少しバイアスかけ始めているかもしれないなという気持ちになったので、改めて自分の目線をリセットするいい機会になりました。
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